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営業トークに乗せられた「とりあえず契約客」

2011.09.30

競合している場合、なるべく早く競合他社との商談を止めさせたいがための営業トークなのです。このような契約をする人は、ハウスメーカー社内では、誠に失礼な話ですが「とりあえず契約客」と呼ばれています。そもそも住宅の契約行為は売買契約ではなく建築請負契約ですから、仮契約などという行為は存在しないのです。では仮契約を了解したらどうなるかといえば、契約書には仮などという言葉は入っておらず、〈建築請負契約書〉なるものが登場するのです。このような契約の仕方を迫ってくるのは、売れない営業マンであったり、クレームを多く抱えている営業マンが多いことを付け加えておきましよう。きちんとした、自分の営業に自信のある営業マンは、このような便法は使わないはずです。しかし仮契約という言葉は使わなくとも、ハウスメーカーには、詳細な打ち合わせはまず契約をしてからという傾向があります。そういった意味では、暗黙のうちに、仮契約的な意味で使っているのかもしれません。妙な話ですが、着工までには2回の契約行為があると思ってください。―回目はラフプランと概算予算を含んだ見積もりでの契約。その後、詳細な打ち合わせ確認をして、追加工事が出た段階で2回目の〈追加工事請負契約〉なるものを締結することになります。このような契約形態だと、1回目の契約時から詳細な打ち合わせをした結果、予想を超える追加金額が出ることがあります。

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