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身舎の桁行の間数と庇のある面で表す「間面記法」

2011.10.28

梁間方向の長さの限界は、梁として入手可能な木材の長さで決まるので、むやみと長くはできません。これでは梁間方向に広い空間をもつ建物はできません。そこで、梁間方向に広い建物を建てようとする場合、柱の外側にもう一本別の柱を立てて、それらの柱のあいだに別の梁をかけわたすのです。この部分を庇(ひさし)と呼んでいます。これに対して、もとの部分は身舎(もや)と呼びます。つまり、建物の平面は「身舎」と「庇」で構成されることになります。

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庇は、身舎の一面(たいていは前面)につくこともあり、二面・三面・四面につくこともあります。桁行方向は、庇にしなくてもいいのですが、梁間方向に庇があれば、それと同じように桁行方向の端、つまり妻側にも庇をつけることがあります。このような架構を前提として、建物の大きさをあらわすのに、身舎の桁行の間数と庇のとりついている面の数であらわすことにしたのが、「間面記法(けんめんきほう)」です。三十三間堂にもどると、もうおわかりと思いますが、三十三間堂は、三三間の身舎の四面に庇がとりついた「三三間四面」の建物なのです。本尊の十一面千手観音座像と一〇〇一体の千手観音立像は、身舎の部分にいらっしゃり、わたしたちは庇の部分である廊下を通って礼拝します。