冬になると、暖房をつけたまま死亡する事故の報道が増えてきます。夏でもまれに切った部屋で冷房をつけっぱなしにしていて死亡することがあります。いずれも一酸化炭素中毒によるものです。正常な空気の成分は、容積比にして窒素が七八パーセント、酸素が二一パーセント、その他に約一パーセントの希有元素を含んだ混合気体です。呼吸や物が燃焼するには、空気が必要ですが、その際、使われるのは酸素だけです。したがって、暖房時や締め切った部屋では、必要な酸素の供給のために空気の入れ換え、すなわち、換気にはじゅうぶん配慮しておきたいものです。
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呼吸をしたり、物を燃やす時は酸素を取り入れて、炭酸ガスと水蒸気を放出しますが、その結果、密閉した部屋では、しだいに酸素の量が減り、炭酸ガスが増え、湿度が高くなってきます。炭酸ガスはそれ自体毒性はありませんが、量が増えてくれば、それだけ酸素が減ってくるわけで、炭酸ガス量の増加は空気汚染の一つの指標として使われています。呼吸や燃焼で酸素が消費される場合、密閉した部屋では、その部屋の酸素はそれがなくなるまで、正常に消費されるわけではなくて、酸素の比率が一九パーセントくらいになると、不完全燃焼が始まり、一酸化炭素を発生します。